植毛情報局

   

プールで泳いでもばれない植毛の魅力

植毛は、外科的な技術を用いて行う薄毛治療で、19世紀の終盤に考案されたと言われています。日本でも20世紀の初頭には既に基礎的な研究が進められており、1939年に国内の医師が発表した研究成果がアメリカにわたって発展した結果、現在の方法のベースが形成されることになります。

なお、植毛には自らの毛根組織を採取して移植する方法と人工毛を頭皮に植え付ける2種類のやり方があるのですが、これらは安全性と有効性において大きな差異があります。ちなみに、2017年に公益社団法人日本皮膚科学会が発表した「男性型及び女性型脱毛症診療ガイドライン」では、自毛を用いて行う方法に関しては行うよう勧めるという意味のB(女性に対しては行っても良いという意味のC1)という評価だったのに対して、人工毛を植え付ける方法に対しては行うべきではないという意味のDと評価しています。

このために、一般的に植毛として実施されているものは自らの毛根組織を移植する方法で、主に後頭部の毛根組織を採取して行います。つまり、この部分に移植できるだけの毛根組織が残っていることが施術を行うための条件で、年齢や性別、脱毛症の原因などは基本的には不問です。ちなみに、世界全体での年間の施術数は約40万件で、そのうちの約15%は女性を対象としています。

ただし、男性型及び女性型脱毛症診療ガイドラインにおいて男女で評価に違いが有ったように、男性を対象として行う方が効果を期待できます。これは、男性の薄毛の大部分は生え際から頭頂部にかけての範囲に集中しており、後頭部の毛根組織は健康的な状態を維持しているケースがほとんどだからです。

これに対して女性の薄毛はびまん性脱毛症などと呼ばれるように、全体の髪の毛が軟毛化してしまうのが特徴です。このために、後頭部の毛根組織も委縮している場合があるので、これを採取して薄毛部分に移植しても上手くいかないというケースが起こり得ます。これは、脱毛症を引き起こす原因を担っているⅡ型5α-reductaseの分布が男女で違っているためと考えられます。

このように完全なオールマイティーとは言えない自毛植毛ですが、上手くいった場合の仕上がり具合は他の薄毛治療とは比較にならないレベルにまで達します。例えば、イングランドのプレミアリーグで活躍中のサッカーのスーパースター「ウェイン・ルーニー」は、2度にわたる手術で見違えるほどフサフサのレベルにまで復活することに成功しています。

しかも、サッカーといえばヘディングなど頭部に強い衝撃を受けることが頻繁に起こるのですが、ルーニーのプレイに施術前との変化は全く見られません。つまり、プレーヤーとしてのスキルが全く低下していないという事で、薄毛を改善する効果が高いだけではなく安全面においても優れているという事です。

また、雨天でのプレーで不自然な形になるという事もないので、カツラやふりかけといった薄毛を改善するためのアイテムよりも優秀という事になります。何故なら、これらの薄毛アイテムは風雨にさらされると元の状態を保つことが出来なくなるからです。植毛であれば、雨風だけではなく、プールで泳いだりシャワーを浴びたりしても不自然な状態になるという事はありません。

この様に色々なメリットがある自毛植毛のデメリットは、健康保険が適用されないために費用が自己負担となるという事と毛根組織を採取する部分に傷跡が残るという事がデメリットです。このために、失敗した時のリスクも大きいので慎重に検討した後に決断する様にしなければなりません。ほとんどのクリニックでは事前にカウンセリングを実施しているので、成功する見込みがあるかどうかをしっかりと確認しなくてはなりません。具体的には、後頭部の毛根組織が健康的な状態を維持しているという事がポイントです。

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